鋼製容器

高圧ガス容器には様々な刻印やラベルがあります。
その刻印から容器の充塡出来るガスの種類、 製造された年月、最新検査、次の検査までの期間 、充塡出来る圧力、使用できる期間 、所有者登録記号番号等を確認する事が出来ます。
また再検査の期間が切れていたり、所有者登録記号番号が打刻されていない場合は充塡する事が出来ません 。

鋼製容器…容器の内容が下記の様にタンクに直接刻印されています

技術情報1

高圧ガスの容器には上の写真のように刻印がされています

例)上記高圧ガス容器の場合

刻印の表示 刻印の項目 刻印の明細
V 10.1 内容積(L) 10.1L
5-04 製造年月 2004年 5月 製造
FP 19.6M 最高充塡圧力 19.6MPa 充塡

この他にも様々な打刻が定められています

容器所有者登録番号  例)M300 等
容器の所有者を記号番号で表しています 「M300」は当社の登録記号番号です
容器記号・番号     例) ABC 12340 等
高圧ガス容器には固有の記号・番号がついています。
「数文字のアルファベット+数桁の数字」というのが一般的です
最高充塡圧力   例) FP 19.6M,200 等
充塡出来る最高の圧力です
FP 200の場合は、 200kg/cm2 の圧力が最高圧力です
新しい容器の場合は FP 19.6M と表示されており、その場合の単位はMPaです
耐圧試験圧力   例) TP 32.7M,335 等
容器再検査の中の耐圧検試験の圧力です
TP 335の場合は、 335kg/cm2 の圧力で試験を行います
TP 32.7Mの場合は 32.7MPaで試験を行います
容器質量      例) W12.9 等
その容器の質量です。W12.9の場合は12.9kgの質量を表します
この質量にはガスの質量とバルブや付属品の質量は含みません
容器内容積      例) V10.1 等
V10.1の場合は10.1リットルの内容積を表します

容器再検査周期

容器製造年月 検査周期 充填可能期間 容器使用期限
1989年 3月以前 3年 最新刻印年月から3年未満 特に無し
1989年 4月以降 5年 最新刻印年月から5年未満 特に無し

※上記ボンベの場合、2004年5月製造なので5年の検査周期と2017年5月に検査を行ったので
  2022年 4月まで充塡が可能です

容器再検査刻印例

技術情報2

 

 刻印の表示 刻印の項目 刻印の明細
検査所マーク ダイビングシステムサービス
 6-17 再検査年月 2017年 6月 再検査済み